情操教育

お子さんの情操教育のために、保護犬からワンコを迎えたいと希望する方もいらっしゃいます。


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4月25日の愛護センターレポートに出てくるみくまです。この頃は最終部屋にいて、まだみくまという名前もありませんでした。


一緒に写っているコ達は、もう会うことはできません。虹の橋で、何の心配も苦しみもなくて心穏やかに幸せに過ごしていますように、と祈ることしかできません。


お子さんの情操教育をお考えになる際に、お父さんお母さんに、一度ご自身の生活を振り返って、考えていただきたいことがあります。


お父さんお母さん自身が、ワンコが好きですか?

手のかかる家族がもう一人増えても、一緒に暮らせるなんて幸せだな、と思えますか?

お散歩は、小さなお子さん任せにせず、お父さんお母さんがワンコを連れて、お子さんと一緒に行く時間はありますか?


ワンコの面倒を見るのは、お父さんお母さんであって、お子さんではありません。


大事な一つの命です。ものすごくラッキーにも、愛護センターから出て、幸せへの一歩を踏み出したのです。どうぞ、その大切な命と幸せを守っていくという責任を、お父様お母様にもお考えいただければと思います。


ワンコが家族に加わったら…、どんな生活になるのかな?何をしてあげなければならないかな?どうしたら幸せに感じるのかな?命に対する責任って、どういうことかな?


ヒトの希望や要求だけでなく、言葉を話さないワンコの気持ちに思いを馳せられる、そんな素敵なご家族を保護犬は待っています。


今までの苦労など吹き飛ぶ、幸せが待っていますように。