ちとせの食事風景 激写

ちとせは、真正面からマジマジと見られると緊張して胃の蓋が閉まってしまいます。

なので、ワンコはご飯をあげれば喜び勇んでガツガツと食べる、という考えをまず捨てます。


ご飯準備を嬉しそうな様子で私の背後で静かに見ていますが、さぁご飯ですよっ、と張り切ってはいけません。あくまでも穏やかに、音を立てないようにお皿をちとせの目の前に置きます。

上品な振る舞いが身につくようです…。


そして肝心なのは、お皿を置いたら離れて、食事風景を直視しないことです。


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この一枚!なんでもない写真と思われるでしょう…。この写真を撮れるようになるまで、苦節2週間ちょっと。幻の食事風景です。


しかも‼︎今日なんか大きな公園一周して、いつもより疲れてお腹ぺこぺこなはずなのに、完食しません…。完食するときとしないときの回数を比べれば、しない方に軍配が上がります。


多頭飼いの場合、他のコとは別々のお部屋で食事させないと、取られてしまいます。


ちなみに、夜ご飯を食べ切らずにバリケンインしてしまった場合、預かり宅では一旦下げます。

そして夜寝るときに、再度出して置きます。そうすれば朝には食べ終わっています。


次は、物音です。

私は携帯で写真を撮るのですが、パシャっと音がします。


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すると、この表情。こうなると、安全が確認できるまでご飯に口をつけません。私が体の向きを横向きにして、顔の向きもよそ見している状態にしても、ちとせ的には、安全確認不十分のようです。

私が背を向けて、他の家事を始めるまで食べ始めません…。


何につけ、慎重で安全第一です。


そして薬です。

薬はドッグフードの上に置いておけば、避けることなく食べてくれます。…運が良ければ。

あくまでも、その部分を食べるときなので、フードを食べ終えられないと、薬も残ってしまいます。


でも、ちとせは素直な上、触られるのはOKで、逃げたり怯えたりはしないので、左手で上顎を掴み、右手で開けたお口の喉の奥に薬を押し込んでも、怒ったりしません。

薬を喉の奥に入れたら、しばらく左手で口を閉じたままの状態になるようにして、喉をさすってあげると、ゴクンと飲み込めます。


少しずつ進歩していますが、慎重で食べるのがゆっくりなのは、ちとせの個性のように感じます。


食事中に周りで大声を出したり、大きな物音をさせたりしない、落ち着いた雰囲気のご家庭の一員になれますように。


預かり宅は、ご飯を貰えなかったことなどないのに食事はいつでも狂喜乱舞、ご飯が出されたら顔をお皿に突っ込み、我先にと争うように食べ終わる先住犬が二匹いるもので、お上品なちーちゃん的には、食事環境が整っていないのかも知れません…。