最愛のゆりちゃん同様に、ちとせもこれ以上ないほどに可愛がられて暮らしています。
お母さんからちとせに急いで会ってほしいとお電話を頂戴し、2日後の2/11にちとせ宅に伺いました。
その日、診断確定はまだでしたが、骨盤内の悪性骨肉腫が強く疑われており、尊厳死の説明を獣医師から受けたと、いつもは理路整然と知的な印象のお母さんが、泣きながら説明をしてくれました。
年明けに、なんだかちょっと足が痛そうかな?と気づいたので、病院へ行き、最初は大したことないのでは?との診断だったけれども、やはりおかしい…、と別の医師にもかかった結果でした。
痛みによって食欲が落ち、少し痩せたと聞いていたので、美味しそうなオヤツを二種類手土産に持って行きました。
手入れの行き届いた、ふわふわさらさらの毛並み。
撫でながら目の前に置いたけれども、二種類のうち一種類には見向きもしませんでした。
この後、ちゃーんとゆりちゃんが食べてくれたので、無駄にはなりませんでしたよ。
ちとせのお母さんは、確定診断を得るべく、2/19に埼玉県所沢市にある動物のがんセンターに連れて行ってくれました。
結果、悪性骨肉腫ではなく、非典型型の多発性骨髄腫でした。
この二枚は、入院した時に撮った、がんセンターでの写真です。
お母さんは、ちとせの痛みがコントロールでき、またお散歩ができたと、とても嬉しそうに教えてくれました。
これは昨日頂戴した写真。体重が元気な頃に戻りました。
ちとせがNHKBSの家族になろうよ、に出演させていただいだことが後押しとなって本当の家族に迎えに来てもらったのが2018年の7月。
預かり宅以上に、当たり前にちとせを大事に慈しんでくださるご家族に迎えに来てもらえたこと、ちとせにとっても預かり宅にとっても、これ以上の幸運はありません。
ちとせ、お父さんお母さんおばあちゃまとゆりちゃんを信じて、ちょっと治療で辛いことがあっても毎日心穏やかに、今ここにある幸せを感じながら1日1日を楽しみに過ごすのよ。
それがちとせにできる、家族に対する恩返しなのよ。
私たちも、いつでも見守っているんだからね。