ジュノーです。
マースがいなくなって、一人でお散歩するようになりました。途中で帰りたくなってしまうこともあるけれど、テケテケテケテケ…と、テンポよく歩けるんだよ。
あ、背中のハゲは、エコーを撮る時にバリカンで剃ったものです〜。
ジュノーの募集は、一月弱ほど停止していました。お薬飲むまでは、なんだかだるくてマースより眠っている時間が長かったんです。
このお家に来た頃はマースより身体が大きかったのに、なんだか食欲もあまりなくなって、体に力が入らなくて、頭もボーッとして、お薬を飲み始める直前には、1kg位の体格差となっていました。
だって、ご飯を食べると具合が悪くなるのが嫌だったんです。頭がフラフラになって、苦しくて、部屋中をグルグルと歩き回るのが止められなくなりました。
夜中、心配した預かりママが抱っこして落ち着かせようとしてくれたけれど、腕を引っかいてもがいて逃れて、やっぱり部屋の壁沿いに歩き続けました。
そうしたい訳ではなかったのに、そうしないといられなかったんです。病院の先生にお薬をもらう前日の夜には、口から泡を吹きながら歩いていたそうです。
こいぬだから細々診てくれる病院が良いわね、と、近所の病院に最初は通っていたけれど、行動がおかしい!と血液検査をした時に、内臓由来のあんな悪い病気かもそれともこんな悪い病気かも…、もしくは脳由来で長くは生きられないのかも…と、どうやって治療して良いのか何も分からないし、諦めなきゃいけないような暗いことばかり言われたので、もっとちゃんと診てもらわなくちゃイカン!!と、シューちゃんお母さんの運転で、車で一時間半くらいかかる、預かり宅のいつもの病院まで行きました。
ジュノーは初めて会う先生だったけれど、前の病院の血液検査のそう胆汁酸の結果と、追加でアンモニアを測って、先天性の門脈シャントだろう、ということになりました。
血液が肝臓できれいにできなくてそのまま体内に送られてしまうので、肝性脳症になっていたんです。
前の病院から今度の病院まで二日間あったので、もう預かり宅では肝臓の療法食を食べていました。
美味しく食べられるし、食べた後も調子が良いので、新しい先生のところでは、いつもの普通のジュノーを見てもらえました。
先生は、成長期なのだから療法食ではなくて、ちゃんとした栄養価のご飯でないといけませんよ、と言いました。でも、勉強熱心な先生は、ジュノーが帰った後文献を調べさらに他の先生に電話で尋ねて、調子によっては療法食を食べさせる方が良いこともある、とわざわざ夜に電話で教えてくれました。だから、ジュノーの好きなご飯とパピーフードを好きなように食べられます♫
門脈シャントの手術は大学病院のようなCTを撮れる設備のあるところでしか行えないのですがどうしますか?と聞かれた預かりママは、では、ウチノコと同じ、日大動物病院へお願いします、と言っていました。
肝臓の療法食は、預かり宅のお兄ちゃんおじちゃんが食べているものだったので、すぐに試せたんです。
先生は躊躇していました。…検査だけで、10万円ちょっとかかってしまいますよ、さらに門脈シャントの手術は50万円ちょっとかかるでしょう…、と心配していました。
相談するために、その場で保護団体のいぬ助けの代表にメールしていました。治療費が高額だから、そこまでしてあげられない、という選択肢も、世の中にはあり得ます。
でも、待合室で、どうなるだろうか…、と待っていたらすぐにお返事が来て、できることはやってあげましょう、と書いてあったそうです。
なので、予約が取りにくい大学病院をその場ですぐに電話して診察依頼することができました。
その日は調子が良かったのでお薬を貰わなかったけれど、家に帰ったら、深夜にまた具合が悪くなりました。
預かりママは、胃が痛くなったそうです。翌日すぐに先生に電話して、ラクツロースという薬を送ってもらいました。
そのお薬、とても良く効きます。
ご飯も美味しく食べられるので食欲が増してマースの体格に追いついたし、夜もグッスリ眠れます。
マースともまた遊べるようになりました。
調子が悪い頃は、マースの元気の良さについていかれないことも多かったんです。
楽しく遊んでプロレスして、転げ回るのはとっても楽しかった!
お薬を飲み始めたら一度も具合が悪くならないので、普通のこいぬになった🌟と言われています。
でもね、ちゃんと治すためには、精密検査してもらわないといけないそうです。
手術は痛いかな…?
手術したら、他のコ達みたいになれるのかな…?
そもそも手術可能なものなのかな…。
検査してみないと何も分からないから、預かりママと一緒に、丸一日を大学病院で過ごすそうです。
もし良かったら、ジュノーのこと、応援してください。
検査は怖くありませんように。
手術可能な門脈シャントでありますように。
無事に手術を乗り切れますように。
これから先も、きれいな景色を見ながらずっとお散歩を楽しめますように…。