11匹目のやわらかこいぬ

初桜です。


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お外とお散歩が大好きな女のコです。

とても健康的で、フィラリアも陰性です。また、今のところお行儀がとても良くイタズラはありません。


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預かり宅に来たのは、2019年8月13日の夜。

長いドライブ中に数回戻してしまいましたが、無事に預かり宅までやって来ました。 

愛護センターレポートには、フラン改めさくらとして、3/19から紹介されています。


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家の中よりとにかくお外が大好きで、お散歩中に出会うどんなワンコとも礼儀正しく挨拶できます。草むらなどでは、一人で嬉しそうにクネクネしながらヘソ天して、草いきれさえ楽しみます。


必要に応じ、相手に合わせて自己抑制する社会性を有していますが、マウンティングなどされると鼻にシワを寄せてガウッと怒りますので、自己主張する意思はしっかりと持っていそうです。


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初桜と共に暮らす上での最大の注意事項は逸走で、同じ部屋にいるのに"ついうっかり"玄関や勝手口を開けたり、"そんなこと言ったって大丈夫だろう"と窓を開けておくようなご家族には向きません。

一度はセンター譲渡犬に選ばれ、譲渡されたものの逸走し、素手で捕まえられた程度ではあるものの再度捕獲された経緯があります。

日常の行動に注意力と確実性が求められます。


家屋内では常に窓や出入口を確認しています。初日に預かり宅の調理台に飛び乗った運動神経から、大人の腰高位の高さは初桜にとって段差の大きい階段に過ぎません。


が、不思議にも感じてしまうのですが、人馴れはやや慎重ではあるものの撫でられたり抱っこされたりするのは平気で、預かり宅に来て数日経った今では、猫のように体をこすりつけて甘えることもあります。


外に出た時に目つきが嬉々と、しっかりとする様子や、フィラリア陰性であることなどから想像するに、以前はフリーに近い外飼いで、ある程度配慮された環境下にいたのだろうと思います。同時に、初桜の今までの経験の中では、お外で過ごす方がヒトと一緒にいるより断然楽しかったのだと思います。それで、屋内にいるといつもいつも外へ遊びに行きたくて、出口を探しているのだと思われます。


あのね、お外は楽しいだけではなく、交通事故や迷子などの危険がいっぱいあるのよ、と語りかけてみても、初桜にはその意味は分かりません。


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お散歩後にはこんな笑顔で満足げにしている初桜です。


毎日朝晩の十分なお散歩や日中の活動などでゆっくりと着実に絆を紡ぎながら、初桜の安全を守って行っていただけるご家族との出会いを夢見ながら、二番桜、三番桜と一輪一輪咲いて…いつか、空いっぱいに満開になる日が来ますように、と願っています。


それまで、地道にお散歩に励みながら、預かり宅で筋力アップに勤しむことにします。