ちとせママからもうすぐ3周年メールを頂戴しました。
たぬこの前はちとせを預かっていました。預かり宅では当時、初のビビリな女のコ。
…たぬこと違って、ビビリのイメージ通り、ちとせは本当にいたいけなコです…。
先住のゆりちゃんと。
ちとせはこの一年以上、お父さんお母さんに付き添ってもらって、小さい体で頑張って治療を受けています。
ちーちゃんはいつも何の文句も言わずに、淡々と現実を受け入れて、本当に良いコだね。
お母さんはちとせの治療にあたり、ご近所の高度医療を施せる病院で一旦は安楽死を勧められながらも、必死になってそこらじゅうの高度な専門治療を受けられる病院を探して、県と都をまたいでちとせを病院に通わせてくれています。
あの時安楽死が選ばれたとしても、預かり宅はお母さんの決断を支持すると伝えてありました。それほどお母さんは真剣に悩んで苦しんでいたのです。
でもお母さんの必死さはすごかった。
ちとせがなるべく痛い思いをせず苦しまずに治療が受けられる病院をちゃんと探しあて、時間と労力をかけて通っているのです。
でも、どんな高度医療にも限界があります。
私は思うのです。
保護犬は不遇な日々を過ごしたものが多いけれど、そんなことはチャラにできるご家族との出会いがきっとあるのだと。
ちとせとお母さんとの出会いは、きっと、絶対だったのではないのかな。
ちとせは、いつも控えめだけれど全力で支えてくれるお父さんお母さんのコになって心底甘えて安心して暮らせている…、これ以上の幸せは、求めてなどいないと。